会社の評判・口コミ

図書館流通センターの悪い口コミ・評判は本当?現役の従業員が検証しました

図書館流通センターに就職・転職したいけど、ネットを見たら悪い口コミが書かれているのを見つけた。悪い評判が本当だとしたら気になるけど、確かめようがない…。

と悩んでいる方のために、実際に契約社員として図書館流通センターで勤務されている方に、ネットに書かれているブラックな口コミをいくつか調べ、感想を教えてもらいました。図書館流通センターの評判はどうなのか?を知りたい方はぜひチェックしてみてください。

※公式サイトより引用

レビュワーのプロフィール

  • 勤務先:図書館流通センター(在籍中)
  • 職種:図書館業務全般
  • 属性:30代女性

図書館流通センターの評判「業界的に給与が安い」

--まずはこちらの口コミをご覧ください。

同じ立場のスタッフでも地域により手当ての増減があり、モチベーションの低下に繋がる。給与が固定性のスタッフもおり、そういったところから人材の流失が起きている。専門職だが、保育士や介護職のように国が対応していないこともあり、給与が安い。

--業界的に給与が安いという口コミ・評判に対し、どのように感じますか?

同意できます。

図書館司書というと楽そうな仕事に思われがちですが、実は専門性が高く体力仕事も多いです。老若男女、様々な利用者から質問・相談を受け、それに合った資料や情報を提供する仕事で多種多様な情報ツールに精通している必要があります。
また、公共図書館では自治体への苦情の窓口にもなりやすく、クレーム処理なども頻繁にあるため高いコミュニケーション能力が必要とされます。
国が司書の仕事は本の貸出・返却だけではなく専門性が高いということ、図書館が社会教育施設として重要なものだともっと認識してくれれば、業界全体の給与のベースアップにもつながると思います。館長や責任者クラスなど、昇格しないと給与は上がらず、館長クラスでも正社員ではない館がほとんどです。会社も「社員登用もあり」とはなっていますが、実際にはほぼ無いに等しく、モチベーションも上がりにくいと感じています。

図書館流通センターの評判「労働時間内に収まらない業務量」

--続いて、こちらのコメントをご紹介します。

人ギリギリの人数で回しているにもかかわらず、人件費がかかるため残業をつけたくないらしい。労働時間に比例しない業務を押し付けてくる体制ができている。そのため離職率が高い。(編集部一部修正)

--こちらの評判についてはどう思いますか?

まあ同意できます。

責任者や館長クラスになると業務量がかなり増えるため、持ち帰って仕事をしている人がほとんどです。会社の方針として、特別な理由がない限り残業は認められないため、持ち帰らざるをえないというのが現状です。離職率も高く、常に人数はギリギリのラインで回しているため、フルタイムのスタッフが一人辞めると影響が大きいです。
責任者は次の人が入るまでフォローに入り、新人が入っても一人前に育つまでに時間がかかるため、肉体的にも精神的にも消耗します。それでその責任者も辞めてしまう、という悪循環を見たことがあるため、口コミには同意できます。

図書館流通センターの総合評価

--あなたは株式会社図書館流通センターで働いてよかったと思いますか?

どちらとも言えません。

もともと本が大好きで、人と接する仕事がしたいという動機で今の会社に入ったため、仕事内容自体にはやりがいを感じ、満足しています。しかしやはり給与が安く、現場で利用者の満足度をいくら上げても正社員になれるチャンスもほとんど無いので、頑張った分だけ評価されるという風には正直あまり感じられません。将来性やモチベーションを考えると、若い人が辞めていくというのは仕方ないのかなと思います。
また、正社員になれたとしても司書として現場の仕事をするというより、自治体とのやり取りなど営業的な仕事に切り替わってしまうので、昇格してもそこで自分が満足できるのかは未知数です。

図書館流通センターの基本情報

  • 会社名:株式会社図書館流通センタ
  • 本社住所:〒112-8632 東京都文京区大塚三丁目1番1号
  • URL:https://www.trc.co.jp/